人材紹介とは?

はじめに

現在、ベトナムには約1700社の日系企業が進出しています。ベトナムへの日系企業の進出数は、年々増加傾向にあり、それとにともなって日系企業による日本人求職者の需要も年々高まってきています。日本人がベトナムで仕事を探す方法として、大きく3つの方法があります。1つ目は、友人や知人からの紹介です。2つ目は、海外求人情報サイトです。3つ目は人材紹介会社への登録です。

人材紹介会社によってどんな違いがあるか?

人材紹介会社には、それぞれ特色や得意分野があります。御社に合った紹介会社を探す上で参考にしていただければ嬉しいです。

1:登録型かサーチ型か
登録型が一般的な人材紹介のスタイルです。相談や人材のスクリーニングは無料、採用決定もしくは、求職者の就業がスタートした時に課金となる場合が多く、費用は日本人の場合、年収の25%以上、ベトナム人の場合、20~25%程度が一般的です。会社によっては、ビザ申請代行、サポートまでサービスに含まれています。 一方、サーチ型とは、いわゆるヘッドハンティング型の採用方法もあります。一般的にマネージャークラス以上の方を探す場合に効果的と言われています。人材紹介会社によっては、両サービス行っている場合もあります。気になる方は、問い合わせてみてください。

2:全業界対象か専門特化型か?
全業界対象か専門業界に特化しているかについても、人材紹介会社を選ぶポイントのひとつです。各企業の特徴を確認した上で自社に合った紹介会社を選ぶことをお勧めします。

3:営業担当者の重要性
会社による違いだけでなく、担当者がどれだけ熱心に動いてくれるかも重要なポイントになります。担当者が求人内容を正しく理解し、案件の特徴や魅力を求職者に届けなければ、多くの求人情報の中に埋もれてしまいます。担当者によって、採用できる人材の質が変わることも少なくありません。良い営業担当者と巡り合うために、複数の人材紹介会社へ相談してみてもいいかもしれません。

顧客ニーズと市場の動向

出典:JETRO(https://www.jetro.go.jp/ext_images/biz/areareports/2019/1195e69a4f81a3a4/g01.pdf

 

ベトナム進出の際、日本IT企業の課題は下記です

  • 最初からいきなりに法人設立すると、人材をゼロから育成することはかなり大変です。
  • 日本語と日本の仕事スタイルを理解するベトナム人マネージャー育成は1年~3年がかかります。
  • 小規模で会社設立すると、ベトナムの税務・労務などの手続きが面倒です。
  • 日本本社と連携できるベトナムの業務管理システムの選定・カスタマイズ・導入

 

そこで、弊社は下記の流れで、そのリスクを軽減しています。

  • 最初から法人設立ではなく、ベトナムのIT企業の中で、ラボ契約をし、決まった経験豊富な技術者数人を1年分確保します。そこで、オフショア開発をしながら、そのチームに日本IT企業のノウハウ・プロセスを教育します。そうすると、人材をゼロからではなく、基礎能力がある技術者を教育しますので、速く育成できます。
  • 1年後、そのメンバーがコアメンバーとなり、ベトナムのIT企業からチーム全員を買収し、日本IT企業の現地法人を設立すると、コアメンバーはそのままマネージャーになります。
  • 開発規模が小さい時では、ラボ契約でベトナムIT企業の中で運営しますので、経理・税務・総務のタスクが発生せずに、日本企業が技術者育成に専念ができます。開発規模が大きくなり、日本企業が現地法人設立したら、弊社が日本語できる総務・経理担当者を紹介します。

現地法人設立の時に、現地の業務管理システムを導入し、弊社が日本の業務管理システムと連携できるように、コンサルティングします。

 

ベトナムでの給与水準(月給)とは?

各職種レベル別の給与について表にまとめました。参考にしていただければ幸いです。

職種 タイトル 経験年数 Min Max
営業系
(ベトナム人)
 営業スタッフ 2-5 4万円  10万円 
 営業マネージャー Over 5 7万円  20万円 
バックオフィス
(ベトナム人)
 事務スタッフ(経理/総務/人事/秘書/貿易事務) 1-5 3万円  7万円 
 経理マネージャー Over 8 10万円  20万円 
 人事マネージャー Over 8 10万円  20万円 
 総務マネージャー Over 8 8万円  13万円 
日本語スピーカー
(ベトナム人)
 日本語検定1級(新卒) 0 6万円  8.5万円 
 日本語検定1級(業務経験者) Over 3 10万円  12万円 
 日本語検定2級(新卒) 0 4万円  6万円 
 日本語検定2級(業務経験者) Over 3 6万円  8万円 
 日本語検定3級(新卒) 0 3万円  4.5万円 
 日本語検定3級(業務経験者) Over 3 4.5万円  6万円 
IT
(ベトナム人)
 ITエンジニア 2-5 6万円  10万円 
 プロジェクトマネージャー Over 8 10万円  20万円 
 ITコミュニケーター(通訳) Over 3 8万円  12万円 
現地採用日本人  営業(第二新卒) 2-3 4万円  12万円 
 営業(業界経験者) Over 5 20万円  30万円 
 技術者 Over 3 20万円  30万円 
 ビジネスコンサルタント(法務・会計等) Over 3 20万円  30万円 

 

採用のチェックリストと注意点

知識、理解力、判断力、思考力、表現力、対人折衝力、指導力、実行力、責任感、粘り強さ、快活さ、共感性、国際性、感性…人間性を測るためにぱっとは思いつく判断材料ですが、これらを統括して5つにまとめてみました。

1. コミュニケーション能力
2. 主体性
3. 協調性
4. チャレンジ精神
5. 誠実性

よくよく考えてみると、社会人として身に着けておくべき基本的な人間性を表した事柄ばかりだといえます。このアンケートは新卒募集の企業を対象でありますが、逆を返せば、中途採用でもこれら5つの要素が欠けている人材は魅力に欠ける人材と言えるでしょう。新卒と中途での採用判断基準は後述もしますのでそちらも合わせてご覧ください。
重要視するべきこの5つの要素は、社会人として仕事を行う上で必要不可欠な要素であるため、応募者の中に「身についてないな」と思う個所がある人材は、自分自身に甘い、仕事を軽んじている、働くことへの熱意に欠いているという傾向が強いため、選考の中で見極めるようにしてみましょう。

人材紹介関連価格表

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